実績:流通大手企業組織開発

3000人規模の全社大会をオンライン化する。

オンラインだからこそ可能な「相互理解」と「フィードバック」

さて、現在、多くの人が新型コロナウイルス感染症の影響により、早急に業務のオンライン化を進めなければならないという危機感を抱いています。一方で、「オンラインはリアルの劣化版では?」というイメージを拭い切れていない方も多いのではないでしょうか。

多くの方が「リアル」を基準にしていて、リアルでできることが100だとすれば、「オンライン」は50くらいだと考え、「画面しか見えないから、空気感もわからない」というように、オンラインに対して強い「制限」を感じていると思います。

私自身、マレーシアに在住し、早いもので9年が経ちます。この「オンラインしかない」という“背水の陣”ともいえる環境に身を投じるなかで、「オンラインだからこそできること」が見えてきました。

たとえば、Zoomで小さなグループをつくって、ワークショップを開いたりしますが、Zoomでは全てのグループワークを簡単に録画することができます。これにより、「次回のワークショップまで1週間あります。その間に、他のグループが行ったワークの動画を観て、相互にコメントしましょう」といった学習が可能になります。そこから、「同じテーマでワークをしても、グループによってこんなに違いが出るんだ」という認識を相互に理解し、それぞれの気づきを持ち寄ったうえで、次回のワークへ参加することが可能となります。